縁灯-ゆかりび- 心と星の手帖

心の整理と医療コミュニケーションをサポートします。 ご相談メニュー:https://ito0yukaribi.stores.jp/

あなたの言葉にならない想いを、丁寧に受け止める場所。
心に灯りが必要なとき、そっと寄り添います。

縁灯では、占星術を「未来を当てるもの」ではなく、
いまの状況や気持ちを整理し、安心して選ぶための視点として扱っています。

父に「汚い仕事」と言われた私が、看護師になって父を看取るまでの話|終末期ケア専門士合格記録

 


f:id:ito0yukaribi:20251116002958j:image

 

将来の夢として「看護師になりたい」と話した時、父は開口一番こう言った。

 

「そんな汚い仕事やめろ」

 

幼い頃から私は喘息で入退院を繰り返し、病院は“日常の一部”でした。だから、ごく自然に「医者か看護師になりたい」と思っていた。

 

そんな時に突きつけられた“汚い”という言葉にとても驚いたのをよく覚えています。

 

「え?汚いって…何?」

 

父の中では、看護師は
“下の世話をする仕事”であり、いわゆる3Kの象徴のように映っていたようです。

 

反対されながらも紆余曲折を経て、
私は看護師になることを決めました。


反対されていたため支援も期待できず、
高校卒業後に自分でお金を貯めて黙って受験。

合格し、一人暮らしのアパートを決めてから
父にこう告げました。

 

「受かった。来春から家を出るよ」

 

父の返事は
「そうか」
そのひと言だけ。

 

でも後から母に聞いた話では、父は他の人にも本人にも何も言わないくせに、母にだけ何度もこう話していたらしいのです。

 

「あいつはしっかりしてる。
 自分で自分の道を決められる」

 

そんな父が、亡くなる2週間前。
訪問看護師さんのケアを受けながら、
こんなことを言っていました。

 

「娘、看護師なんですよ。
 娘が看護師になって、いま俺が一番恩恵を受けている」

 

——恩恵。

その言葉を聞いた瞬間、胸が熱くなりました。


2日に1度のペースで帰省していた娘の存在が、
父にとってどれほど心強かったのか。

 

人を褒めたり感謝したりをまずしない父が言った「恩恵を受けている」の言葉。

いまでも思い出すと胸が熱くなります。



あれから少しの月日が流れ、
私は終末期ケア専門士を取得しました。

 

「なんやかんやあったけど、あなたを看取った娘が、今年この資格を取ったよ」

 

そう父に伝えたら、どんな顔をするだろう。
きっと素直に褒めはしないけど、どこかで得意そうに鼻を鳴らすんじゃないかな。

 

「父に捧げる」なんて大げさなことは言うつもりはありません。でも——

 

父を自宅で看取った経験と、
終末期ケア専門士としての学びは、
切っても切れないものです。

そして“だからこそ”できる支援があると、
確信しています。

 

辛かった経験が、辛さだけで終わらず、
いつか誰かの役に立ちますように。

亡き父との出来事や、月命日まわりのことは、少しずつこちらに書き留めています。
よかったらあわせて読んでみてください。

▶ 「亡き父のこと」の記事一覧はこちら

 

🔮占星術メニューを少しお得に試したい方へ

LINE登録で初回500円OFFクーポンを配布しています。
鑑定の相談やご案内もすべてLINEから受け取れます。

👉 LINEでクーポンを受け取る

※通知はほとんどありません。必要な案内のみお送りします。